珠吉日記

日々の戯れ言やら写メをUPしていくサイト。

要点は出発点であり、全体ではない

「総白痴化」
http://otasyou.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-43ac.html
 
論点はタイトルとは別なのだけれど、
タイトルの言葉は常々俺が違和感を抱いていたことに対する答えだった。
 
要点を簡潔に述べようとすればするほど、
大事だったはずのことがこそぎ落とされていく不快感。
だが簡潔に伝えられなければ相手には理解されない。
でも伝えたかったことの一番は既にこそぎ落とされていて、
その不完全な言葉を俺は伝えたかったのだろうか、
そう思う時がよくあった。
 
よくよく考えれば、要点をかいつまんでいる時というのは、
相手にわかりやすいよう伝えるために、その導入を考えているという行為だ。
まさに、出発点を考えている行為と言える。
こそぎ落としたものが不完全であっても、それは出発点なのだから不完全で当たり前だったのだ。
 
この言葉を呟くことで、その違和感を間違いではなかったと思える。
 
「で、その作品はどういう話なの?」と聞かれた時に、
「要点を言うけど、それは出発点であり全体ではない、とは先に言っておくよ」
と断りを入れることで、伝えたいことがよりスムーズに伝えやすくなる気がする。
 
また、話の導入を伝える、ということならば、別に要点でなくてもストーリーの1話を説明すればいい。
それで作品の説明をしたことにはならないが、出発点と考えればそれはそれで説明の導入としては間違ってないはず。
 
うむ。なんか色々脳内構造の最適化が図れる気がする言葉だ。