珠吉日記

日々の戯れ言やら写メをUPしていくサイト。

FRAY



以前友人に「なぜ技術向上を目指すのか」という
ようなことで議論を交わした事があったわけですが、
そん時は、「描きたいものを描くのに技術が足りないから」
と答えました。珠吉です。
 
つーか、本当は俺ほど技術向上に
意欲のない人間もいないだろうとか思っているのだが。
まさに描きたいものが描けたら
技術を向上させる意味を見出せない。
 
しかも、「描きたいもの」なんてなんか偉そうだが、
描きたいものなんて、
そんなにレベルの高いものでもないのだ。
なんでも描ける人間になりたいとも思ってないし。
細かく美麗な絵は描けたらいいなとは思うのだが、
そこまで描きたいとも思ってなかったりする。
ただ、自分の満足するものが描ければ、
地位も名声もなんもいらん。
そんだけで概ね満足なレベルの低い人間なのである。
 
ぶっちゃけ女の子を可愛く描ければもう満足極まりないのである。
 
車とか、男とか、建物とか、もろもろ、
描かなきゃなとは思うし、そのためにも技術を磨いているが、
それは別に描きたいから描いているわけではなくて、
仕事だから描いているわけですよ。
…後、女の子の引き立て役になってくれりゃいいかな。
 
 
 
そんなわけで、ほんと、俺はレベルの低いところで
満足しているわけではあるが、
そんなレベルの低い部分でさえ
自分の技術が追いついていないから、
そこを目指して日々可愛く描けるように頑張ってはいるのである。
…が、技術を磨くほどにどんどん可愛さとは遠くなっていっている気もして、
技術を磨くためにアニメーターになって、
技術は何のために磨くのかといえば
可愛い女の子を描くためだったはずなのに、
磨けば磨くほど女の子は可愛げがなくなっていっている気がして、
これぞ本末転倒と言わずしてなんといおうか。
などと話は違う方向に吹っ飛んでいくのはいつもの通りなのである。
 
 
それはそれとして、
今回は久々に描いてしまったキャラ。
FRAYより、フレイア・ジェルバーン。
俺が中学の頃に好きだったゲームなのだが、
もう好きだったくせにプレイ環境がないためプレイできなかった。
プレイできないのにそのゲームが好き、ってのは、
昔の俺にはよくあったことで、
ゲームをプレイしてもいないのにゲームサントラを買うという、
当時としては相当特殊な人間であった。
 
ドラスレ英雄伝説イースなど、ファルコムのゲームにはそういう未プレイでも好きってのが多かったが、(既に今はプレイ済み)
その他に好きだったのがこの、マイクロキャビンのゲーム、FRAY。
 
そもそも、正式には「Xa:k外伝 FRAY」と言って、
その名のとおりXa:k(サーク)というゲームの外伝で、
絵にある「らとく」ってのは、
サークシリーズの主人公の名前。
フレイはそのラトクに一目ぼれして後を追いかけるって話なのだった。うーむ。いい子である。
 
このフレイ、ある程度期間を置くとふいに描いてしまう習性が合って、今回もそのパターンなのである。
もう、どれだけ描いたかわからんぐらいなので、
ものの5分ぐらいで描けてしまった。
絵柄はだいぶ変わってきたけども、
自分の絵の原点はここであると思っていて、
なんとなくリセット&リフレッシュした気分になって気持ちがいい。
 
ま、単に今回は、今やってる仕事の主人公がやたらめったらフレイ(注:俺仕様の似版)にそっくりなので、
やたらに仕事がはかどりまくりなのだが、
そんな中でふっと思い出して描いてみた次第。
 
ちなみに絵はPCエンジン版。
PCエンジン版はもみ上げが後方にはねているのだ。
 
そういや、高校とか、専門学校の頃は余計な野望なりなんなりをもっていたけども、
このフレイとかを夢中で描いてた中学の頃は、
ただ可愛い女の子を描くためにはどうしたらいいか、
そればっかりを考えてた気がする。
 
きっと、俺の絵に対するスタンスは
根本的にその頃から変わってないのだろう。
きっと、これからも変わっていかないのだろう。
それでいい気がするし、根本がそうなのだから、きっと変えられないのだろう。